不良技師2号さまよりの頂きもの

ハボック少尉  背景が変わると、雰囲気が一転しますね。凄いです!



 連れ込まれたのは上司の部屋。
 せっかく早出だったこともあって、早く帰れたというのに、帰り道で上司に出会っちまったのが運のつきだろう。
 よりによって、この上司に会ってしまった己の不運を嘆きつつ、俺は、ふてぶてしく開き直ることにした。
 この上司がコーヒーを自分で淹れてくれるとは思わなかった。これが、マジで、美味かったから、なおさらびっくりなんだが。
 テーブルの向い側で不敵に笑う上司に、いったい何の用なんすか――と水を向けると、
「抱かせてくれないか」
「は?」
 俺の頭の中が真っ白になった。
「頭、いかれてません?」
 常々、無能だ無能だと思っていたが、これほどだったとは………。
 俺が頭を抱えていると、ガタンと音がして、上司が近づいてくる気配があった。
 椅子から立とうとしたが、遅かった。
「俺男っすよ? あんたよりでかいですし」
 俺が立ち上がる前に側まで来て、俺を見下ろしている上司にそう言ったが、
「わかっているとも」
 上司は不敵に笑って、
「うわっ」
 屈んでキスしやがった。
「冗談で、自分よりでかい部下に、こんなことを言うほど、私は暇じゃない」
「暇じゃないんなら、失礼させてくださいよ」
「ダメだ」
 即答っすか。
「それでもイヤだと言ったらどうします?」
 ニヤリと、厭な笑みを頬に貼りつけて、
「上官命令を行使しようか」
「拒否権は………」
「おお。もちろん」
 大げさに両手を広げて、
「ないに決まっているだろう」
 逆らうことなど許さない――言外にまでそう主張している黒い瞳が、俺の目を覗き込む。
「………わかりましたよ」
 蛇に睨まれた蛙の心境だった。



「で?」
 寝室に案内されて、俺は上司を振り返った。
 ガチャリと、ドアの閉まる音が、緊張を高める。
「俺はなにをしたらいいんすか?」
「ああ。脱いでくれ」
「はいはい。ストリップっすね」
 あまりにストレートな命令に自棄を起こしながら、俺は、軍服の上着に、手をかけた。



 なんか、変なものを書いてしまいました。すみません、不良技師2号さま。
 誘い受けかなぁと、脳内で妄想を逞しくしたら、こんなになりました。ううxx
 不良技師2号さま、素敵なイラストをいつもいつもありがとうございます♪
HOME  MENU
SEO [PR] 爆速!無料ブログ 無料ホームページ開設 無料ライブ放送